病院経営サポート

なぜ病院は赤字になってしまうのか?

赤字経営から抜け出せない

病院経営が難しい時代

 医療機関の経営は年々厳しさを増しており、2019年9月には厚生労働省が全国の公立・公的病院の25%に当たる424病院について「再編統合について特に議論が必要」とする分析をまとめ、病院名を公表して議論を呼びました(厚生労働省 第二十四回「地域医療構想に関するワーキンググループ」参考資料1 公立・公的医療機関等の診療実績データの分析結果 参考資料1-2)。

 国が医療費の削減を主導している現在、病院経営が非常に厳しい時代であることは最早 周知の事実です。しかし一方で全国半数の病院は利益を出し、健全な運営を続けています。両者の違いはどこにあるのでしょうか?

 病院の立地?病棟の規模?外来診療科や患者、医師、看護師の数かも知れません。しかし最も難しいのは現在の厳しい情勢下で、日常の臨床業務をこなしながら複雑な事業・財務・マーケティング分析を行ったり、改善案を打ち出して継続的に実行していくことではないでしょうか。

 キャピタルメディカはそういった医療機関さまのパートナーとして、医療者のみなさまが医療に集中するためのお手伝いをしています。

 
 
 

原因が解らなければ赤字経営は改善できない

原因が解らなければ赤字経営は改善できない

 病院経営そのものが厳しい情勢の中、ただ利益を出そうとしてもうまく行くことはありません。事業・財務デューディリジェンスや、病院が属する医療圏、周辺地域内での立ち位置など詳細なマーケティング分析を行い、そこからそれぞれの病院に合った改善策を打ち出し、継続的に実行していく必要があります。

 キャピタルメディカの病院経営サポートでは、パートナーとなった医療機関さまが実施すべき事業戦略の策定から、財務状況の整理に必要な調整・交渉代行、人事採用ワークフローの確立、地域連携室を中心とした営業活動の実行支援までワンストップでサポートします。

 また医療分野にとどまらず、介護・在宅分野を含めた領域での提案、実行支援にも対応しております。

赤字経営を脱却した事例

病棟整理と機能転換で黒字化

病棟整理と機能転換で黒字化

地域の中核的総合病院なのに赤字経営だったA病院さま

 人口34万人の中核市に21の診療科と約200床のベッドを持つA病院さまは、外来にも一日平均約300人の患者が訪れ、地域の中核病院としての役割を果たしていました。

 しかし収益は年々悪化。なぜそんなことになってしまったのでしょう?

 実はA病院さまは外来や手術件数に対し、入院病床が平均56%と大変低い稼働率でした。またA病院さまの所在地は病床数が過剰状態。ここから単純に病床稼働率を倍増させようというのは現実的ではありません。

  • 問題点
  • 病床稼働率が極端に低い
  • 病床(ベッド)が余っている地域なので、稼働率は簡単には上がらない
  • 患者が入院していなくても、約200床の病棟維持コストはかかる

A病院さまの「あるべき姿」とは

 A病院さまの所在地は将来的に高齢化が進み、医療と介護の需要が増加すると思われる地域でした。都道府県が策定する地域医療構想でも、今後の回復期病床などの不足が見込まれています。

 そこでキャピタルメディカのスタッフは以下の経営戦略を策定、実施をサポートしました。

  • キャピタルメディカのスタッフが常駐し、各種改善活動を実施
  • 患者の少ない病棟を閉鎖、フロアや体制を整える
  • ベッドコントロール機能を強化
  • 病棟の一部を地域包括ケア病床へ機能転換
  • 閉鎖病棟を療養病床として再稼働
結果
病床稼働率が大幅に回復。病棟整理と機能転換で経営の黒字化に成功