YAOKI、サービス付き高齢者向け住宅における気切抜管実施症例を 「日本医療マネジメント学会学術総会」にて発表

2019年 8月22日
株式会社キャピタルメディカ

YAOKI、サービス付き高齢者向け住宅における気切抜管実施症例を
「日本医療マネジメント学会学術総会」にて発表

 株式会社キャピタルメディカ(本社:東京都港区、代表取締役:古川淳)の子会社である、株式会社YAOKI(本社:岡山県岡山市、代表取締役:若菜信彦)は、運営するサービス付き高齢者向け住宅「アップルウッド西大寺」における気管切開チューブ抜管の取り組みについて「第21回日本医療マネジメント学会学術総会」にて【在宅施設で気管切開チューブを抜管した症例~アップルウッド式抜管プロトコール~】と題して成果発表を行いました。

■取り組みの背景
 YAOKIでは2012年の設立時から、キャピタルメディカグループの病院経営・運営支援の経験を活かし、オリジナルリハビリテーションプログラム「活性化ケア™」を開発し、医療・リハビリ・介護の各サービスを継続的に提供する体制を整え、サービス付き高齢者向け住宅「アップルウッド西大寺」にて実践してきました。
 現在、サービス付き高齢者向け住宅のような在宅施設の入居者は重症化の傾向にあり、今後も重度の要介護者割合が上昇することが予測されています。「アップルウッド西大寺」では当初より医療対応が必要な重度な方を中心に受け入れていますが、気管切開状態での入居者も増加しています。「活性化ケア™」で身体機能が改善しても、気管切開チューブがあることにより日常生活で様々な制限を余儀なくされてしまいます。それゆえ抜管が必要となりますが、病院では種々のプロトコールを活用して抜管しているのに対し、在宅施設での抜管は一般的ではなく、訪問診療医による在宅施設での抜管についてはプロトコールの紹介や症例報告がないのが現状です。
 そこで安全な在宅施設での抜管を可能にするため、在宅施設における気管切開チューブ抜管について独自のプロトコールを作成し、気道管理チームを結成することにしました。

■アップルウッド式抜管プロトコール
「アップルウッド式抜管プロトコール」には2つの命題があります。
 ①病院で施行されているレベルの抜管基準を担保する
 ②施設のベッドサイドで行える検査や処置を逸脱しない
まず病院のICU(集中治療室)で主に導入されている呼吸器管理指針「ABCDEFバンドル」に則った抜管基準を策定しました。さらに、ベッドサイドで可能な検査として咳最大流速測定を追加しさらに安全性を高める取り組みを行いました。

【症例】50代女性 脳出血からの回復期に気管切開状態となり「アップルウッド西大寺」に入所
 ◎「活性化ケア™」フェーズ: 入所1か月~10か月
  運動機能改善を中心に行い、「活性化ケア™」区分レベル3の状態からレベル8まで改善。
 ◎食事改善フェーズ: 入所11か月~16か月
  食事を経口摂取できる状態へと改善。
 ◎気切抜管フェーズ: 入所17か月~37か月
  言語訓練を行い、プロトコールに沿って観察を行い、医師を中心とした気道管理チームを発足し抜管まで実施。
 ◎ADL(Activities of Daily Living:日常生活動作)フェーズ 入所38か月~
  抜管後、約1ヶ月で気切部の穴が閉じ、個別入浴が可能となり、現在まで経過は順調。
YAOKIでは、「アップルウッド西大寺」をはじめ、「活性化ケア™」を導入している介護施設を通じて症例数を重ね、さらに検討を継続する予定です。

※発表内容詳細につきましては別紙をご参照ください。別紙リンク URL:http://bit.ly/capimedi_PR_YAOKI

■「活性化ケア™」について
「活性化ケア™」はYAOKIが提供するオリジナルリハビリテーションプログラム。日中6 時間以上の目的ある離床活動と残存機能強化型リハビリテーションを行い、日常生活動作(ADL:Activity of Daily Living)の回復、寝たきり予防、または状態の悪化を防ぐケアです。 理学療法士(PT:Physical Therapist)の評価に基づいて個々人のレベルにあった目標を設定し、専門の訓練を積んだトレーナーが行うリハビリテーションにより、身体能力の回復、寝たきり予防または状態の安定を図ります。
さらに、寝たきりから自立までをレベルを0~10段階に分類し、単純化した表を使用することで、多職種で連携を容易にするだけでなく、ご家族にも積極的に「活性化ケア™」参加していただけることを目指しています。

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